アイキャッチ

糖尿病と歯周病 歯周病治療でHbA1cが改善!?

糖尿病は、インスリンが十分に作用できず、血液中は慢性的に高血糖な状態が続いた結果、様々な代謝障害、および合併症を引き起こす症候群です。

口腔領域では、糖尿病の患者さんに歯周病が高頻度に見られます。近年、歯周病は糖尿病の合併症の一つと認識されるようになってきました。血糖コントロール不良(特にHbA1c>9%)の場合は、歯周病が重症化し、歯を失うリスクも高くなります。

また、歯周病は歯周病原菌の感染による慢性的な炎症性疾患と考えます。慢性の炎症性疾患はインスリン抵抗性惹起し、重度の歯周病を適切に治療せず、放置すると、糖尿病が発症する可能性はあります。歯周病と糖尿病の関係は、実に双方向性で、片方が悪くなると、相手も悪くなることが分かっています。逆にいい方向に考えると、適切な歯周病治療を行うことで、血糖値を下げることが期待できます実際に、歯周病治療後にHbA1cが0.4%程度下がるとの研究成果が国内外に出ております。

日本歯周病学会のガイドラインでは、「糖尿病患者に対して歯周病治療が勧められる」と記載されています。良好な口腔清掃習慣、適切な歯周病治療は、糖尿病の発症や悪化を予防できます

お口に不安のある方は、一度歯科の受診をお勧めします。