妊娠初期に、半数以上の妊婦さんは悪心、嘔吐などを特徴とするつわりが生じると言われています。症状がひどい場合は、点滴や入院する程、歯ブラシを口に入れることさえ苦しいと感じるとこもあります。
口腔ケアは十分にできないことや、女性ホルモンの急増による歯周組織への影響で、妊娠期間中にむし歯や歯周病のリスクは多少なり高くないます。
妊婦歯科検診を活用することも大事ですが、安定期に入るまではつわり症状がつらい時でも、少しでも口腔ケアが行き届きやすいように、歯磨きのコツをご紹介したいと思います。
なんとか歯磨きできる場合は、
・一日のうちで体調のいいときに磨きましょう。
・顔を下に向いて磨くと、のどへの刺激が少なく、少々楽になります。
・歯ブラシを小刻みに動かして磨きましょう。
・歯ブラシのヘッドが小さいものを選択した方がいいですね。(子供用でもOK)
・ながら磨き テレビを見ながら、リラックスしているときに磨くといいですね。
・歯磨き粉は臭いや刺激の強いものを避けましょう。
歯磨きが十分にできない場合は、
・無理をしないようにしましょう。
・うがい(市販の洗口剤でもOKです。ブクブクうがいをしましょう。)
・キシリトールガムを活用してもいいですね。(むし歯菌の力が弱まります)